夢日記 2023/03/17

昼寝をしていると金縛りにあった。

意識ははっきりしているのに体はぴくりとも動かない。板の中に埋め込まれた釘のように隙間なく空間に押し固められている。

耳に子供の笑い声がした。子供が何人か布団の周りで遊び回っている。

そのうちわたしの身体の上を走り回る。重さまで感じるのにやはり動くことができない。

意識が少し途切れて、再び覚醒すると子供はいなくなっていた。

その代わり枕元に気配を感じた。

頭の中に、甲冑を付けた男が自分を見下ろしている情景が浮かんだ。

ご先祖様なのだろうか。殺気は感じないがやや居心地が悪かった。

どのくらい経ったか分からない。突如体の制御権が戻って来た。

指から神経が体全体に巡っていく。手のひらを開いたり閉じたりして感覚を確かめた。

首から上も動かせるようになったのでゆっくりと頭から起き上がった。

どうやら食後の浅い眠りが金縛りにつながるらしいと分かっているのに繰り返してしまう。眠るのは夜だけにするべきなのだろう。